非正規労働歴かれこれ17年経験したマロニーです。
私の経験から言うと断然正社員をおすすめしたいと思います。
正社員と非正規雇用と迷っている方は是非参考にしてみてくださいね。
非正規雇用とは
非正規雇用とは基本有期労働契約です。
種類
主に
- 派遣社員
- 契約社員
- パートタイマー
です。
有期雇用契約の上限は3年。
同じ事業所で3年以上勤務することはできません。
3年を過ぎると雇い元は雇用の安定化措置取らなければなりません。
方法として
- 派遣先での部署移動
- 派遣先での直接雇用
- 無期雇用派遣へ変更
- 別の派遣先へ変更
などがあります。
また、同じ雇い元で5年以上経過している労働者から、無期雇用の希望を雇い元へ申し入れた場合、雇い元は断る権利はありません。
種別ごとの特徴
1.派遣社員
登録型派遣と登録型派遣があります。
どちらも人材派遣会社に所属し、契約した会社に派遣され労働力を提供します。
派遣先の職員が指揮命令者。
派遣されるには、人材派遣会社側で採用面接が行われたり、候補者の中から選定される場合があります。
《登録型派遣》
契約により契約期間は短期終了・3か月、半年、1年等の更新型が多いです。
雇用契約期間内のみ給与が発生します。
時給での給与計算です。
《常用型派遣》
登録型派遣と違って無期雇用です。
月給の場合がほとんど。
派遣先の契約が終わっても、派遣元が給与を保証してくれます。
条件も、正社員のようにボーナスや退職金を支給する会社もあるようです。
残念ながら正社員の身分とは異なります。
2.契約社員
会社の定められた規定での有期雇用契約。
3.パートタイマー
勤務時間が短い労働者のことです。
扶養内で働く方はパートタイマーがほとんどですね。
働く側からみたメリットとデメリット
メリット
- 就職活動が楽(採用のハードルが低い)
- 派遣の場合、登録すれば仕事が紹介してもらえる
- 異動がない
- 正社員に比べ責任感が軽い
- 休みが取りやすい
- 辞めたければ更新しなければよい
- 様々な職種に挑戦できる
- パートタイマーとして配偶者の扶養に入れる
- 「紹介予定派遣」を狙えば正社員への道もある
デメリット
- 退職金がない(2020年4月より同一労働同一賃金の施行により退職金出る場合もある)
- ボーナスがない
- 時給なのでお休みが多いと月収が減る
- 年収が少ない(2020年4月より同一労働同一賃金の施行により改善の可能性あり)
- 都合のいいように使われる
- よそ者感がある
- 雇用が不安定でいつ契約が終了するかわからない
- 派遣法改正に振り回されがち
マロニーの職歴
- 正社員《アパレル本社》
- 登録型派遣《大手設計会社》
- 登録型派遣《大手住宅メーカー》
- 登録型派遣《教育関連》
- 請負契約(登録型派遣)《教育関連》
- 準委任契約(常用型派遣)《教育関連》
- 正社員《不動産会社》
- 請負契約(契約社員)《教育関連》
- 正社員《教育関連》
※たくさん転職しているように見えますが4.5.6.8は同じ職場です。
今回の転職については過去の記事をお読みいただけると詳細が分かりやすいかと思います。↓
派遣と業務委託の違い
いくつかの相違点がありますが、主に指揮命令権が派遣先なのか、雇い主なのかです。
派遣
派遣先の職員の指示で労働力を提供します。
勤務条件も派遣先に準じます。
業務委託
請負契約
労働力ではなく、請け負った業務を遂行し成果に対して対価が支払われます。
委託している事業所は、直接の指示はできません。
勤務時間、人数の固定、個人の特定等指示する権限はありません。
指揮命令者はあくまで請け負ったチームのリーダーとなります。
準委任契約
法律以外の事務処理を行い、その作業や行為に対して対価が支払われます。
成果は求められません。
ミスがあっても瑕疵担保責任は問われません。
(善管注意義務は発生します)
こちらも指揮命令者はチームのリーダーとなり、委託している事業所は直接指示できません。
非正規雇用として働いてきた理由
- 夫が自営業なので将来的に事業を手伝う可能性があった
- 子育てを優先と考え、両立できる仕事を選んだ
- 就職活動が楽(採用のハードルが低い)
- 高時給
- 近いところに仕事があった
- 若いころは就職氷河期で正社員就職が今より困難だった
今は本当に求人が多いなと感じます。
昔は厳しい時代でしたね。
年齢を重ねて思うこと
後悔した点
若い頃っていくらでも仕事は選べるし、未来まで考えられないというか、しっかり考えてらっしゃる方は非正規雇用なんて選ばないのでしょうけれど、私は成り行き任せにその場しのぎで生きてきてしまいました。
今になって考えると、夫の事業は手伝う必要はなくなったし、なんだかんだでフルタイムで長年働いてきたので、どうせずっと働き続けるなら若いうちから
正社員になる、もしくは手に職をつけておけばよかった
と後悔しています。
やはり正社員と非正規雇用では生涯収入が大きく違いますから。
若いうちから、どう転んでも困らない状況を想定して準備をしておくことをお勧めします!
良かった点
様々な職を経験できたので、自分に合う職業も分かりました。
パソコンスキルもそこそこ上がりましたし、リーダーも長いので、管理者経験にもなりました。
今までの経験から、40代半ばにして3社からオファーをいただき正社員になることができました。(続くかどうかはわかりませんが)
そして、収入アップにも成功しました。
17年間非正規労働だったからと言って何も残ってないわけではありませんよ。
一生懸命やっていれば経験は無駄にはなりません。
未来への糧になって続いていくものだと思います。
正社員のデメリット
生涯収入で言えば、正社員が断然多いですが、それなりの犠牲が生じます。
- 残業
- 休日出勤
- 出張
- 転勤
- 異動
など
仕事に打ち込みすぎて婚期を逃すかもしれません。
既婚者も家庭が崩壊する場合もあります。
家事育児がおろそかになり子育てに影響するかもしれません。
ストレスで病気になるかもしれません。
そんなこと全然なくて、いい会社かもしれないし。正社員に限ったことでもないですかね?
人生わからないですよね。
幸せはお金だけではありませんしね。
何が正解かわかりませんね。
仕事は正社員と非正規雇用だけではありません。
フリーランス、政治家、投資家等、様々な形態がありますよね。
私は事業所所属の非正規労働者を多く経験してきたので、その道しかわかりませんが、安定面で言えばやはり今の日本の社会の状況だとまだまだ正社員なのかなと思います。
会社の規模にもよりますが。
夫は自営業ですが、非正規雇用より収入の保証がないわけで、それもまた大変ですよね。
結論
なにが正解かはやってみないとわからない。
でも正社員か派遣かで迷っている方は、非正規雇用より若いうちから正社員を目指した方がいいかと思います。
もし派遣等の非正規雇用を選ぶなら、上記に記したどの種類に該当するのか、メリットとデメリットをしっかり見極めて将来性のある非正規雇用を選択すべきと思います。
とにかく、10年後に自分が満足してるかどうかを想像するといいかもしれません。
なんだかまとまりませんでしたが、どなたかの参考になれたら幸いです。