

こんな方におすすめ
- 二世帯住宅を建てるまたは買おうと思っている
- 二世帯住宅に住むことになったけど間取りはどうしたらいい?
- 二世帯住宅に住む人の生の声を聞きたい!
- 二世帯住宅って音は聞こえる?
- 狭い土地で二世帯住宅を建てるには?
- 二世帯のルールを知りたい
我が家は二世帯住宅。築14年経ちました。
二世帯住宅って作り方を失敗してしまうと親子間でトラブルの原因になることもあります。
住宅メーカーさんではわからない、長年住んでみたからこそわかる注意点をご説明しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
二世帯住宅に住むことが決まったら
まずは素敵な二世帯住宅に住んでも関係性がうまくいかないと元も子もありません。
みんな仲良く暮らせるように、うまくいく方法を記事にしています。
是非参考になさってみてください↓
好みのデザインが実現できる物件を選ぶ
新築の場合
親世帯と子世帯と趣味が違います。
- 建売物件
- 大手住宅メーカー
- 地元の建築屋さん
- 一級建築士のデザイナー住宅
- 木材を活かした自然派の建築業者
色々ありますし金額も様々。
納得したおうちが出来上がるように、お互い趣味や希望を話し合い、理想の形を実現できる業者を選びましょう。
中古物件の場合
中古物件の場合、間取りは決まってしまっています。
しばらく住んだ後築年数が古くなった場合、リフォームや建て直しは可能かどうかなど金銭的な問題などきちんと考えた方がいいですね。
また、私は完全分離型二世帯住宅がおすすめします。
このあと詳しくご説明しますが、共用部分が多いとその分トラブルのもとになりやすいです。


二世帯住宅を建てる時のポイント

キーパーソンを決める
これは子世帯の息子または娘がいいでしょうね。
お金を誰がどのくらい出すかにもよりますね。
親がほとんどお金を出すのであれば、やはり主導権は親になりますよね。
我が家の場合、キーパーソンは夫。
夫の仕事でお世話になっている地元の建築業者で建てたってのもありますし、お金は子世帯の方が断然多く出していましたし。
お金関係は嫁がしゃしゃり出るのもよくないと思い夫に任せ、間取り関係は夫を通すか、直接義母と私で話し合い、建築屋さんと相談することもありました。
不満に感じたら夫に言ってもらいました。
我が家は基本男はあまり要望はなく女主導の家で、私と義母の要望や意見が多いのですが、キーパーソンはあくまで夫としました。
影の主導権がいたとしても仲介役を立てることでトラブルを回避できます
二世帯住宅の間取り

完全分離型がおすすめ
我が家はすべて2つずつある完全分離型の二世帯住宅。
玄関もキッチンもお風呂もすべて2つあり、中で1箇所行き来できる親子間のドアがあります。
土地が狭く、延べ床面積を広く取るためと費用節約のために当初義母から
「お風呂と玄関は広くして一つにしましょう」
と提案されましたが私は狭くてもいいから共用部分はなしにしたいと言いました。
これは本当に正解だったと思います。
例えば玄関。
子供が大きくなってきたら靴も大きいし、野球で砂だらけ。
玄関が汚いと親はストレスだったと思います。
また、出かける時帰った時がすべて見られてしまう。
うちは夫がよく午前様まで飲んで朝方帰ってきたり、私がたまに飲みに行ったりもするし、子供が部活で早朝に出かけたりもあります。
いちいち気を遣うのはストレスになります。
お風呂もまたしかり。
こちらも世代で生活スタイルが違うので、時間を気にするのは嫌だし、お風呂上りをいちいち気にするのも嫌。
何よりも大人数のお湯に浸かるのも抵抗がある。
洗濯物はいちいち持ち歩かなければならない。
男ばかりの家族、お風呂掃除はお義母さん?私?
カビが生えてきても掃除しないとか、そういうのもストレスです。
お盆と正月に関西に住む弟家族5人が長期滞在するのでお風呂1つだと絶対無理でした。
11人でお風呂1つなんて。
あー、2つにして良かった。
キッチンも我が家は弟家族が来たり、正月や誕生日や卒業記念日などは一緒に食べますが、食事は普段は別。
一緒に食べる日もキッチンが2つあった方が便利です。
私はこれを茹でてくるね、とかこの分は子世帯で洗うよとか。
家電が壊れた時も2つあると助かるんですよ。
ここが重要!
世代が違うと生活スタイルが異なります。
だから、完全分離型を強くおすすめします。
我が家の間取り
我が家は3フロアあります。
土地が狭いので、地下を掘っています。
土地が狭い場合は地下を作るのはおすすめです。
地下については記事にしていますので参考になさってください↓
延床面積およそ200㎡強で親世帯が90㎡、子世帯が110㎡くらいです。
1階:親世帯の生活スペースと子世帯の玄関と2つ目のトイレ
2階:子世帯の生活スペース
地階:親世帯の寝室と納戸(ウォークインクローゼット)、子世帯の子供部屋2つと納戸(ウォークインクローゼット)
二世帯住宅建築時に困ったこと

二世帯を建てる際のお金のこと
我が家の場合、隣の家を買い取って土地を買い足し、元々あった家を取り壊して更地にして二世帯住宅を建てたので、
親世帯:土地代(今の土地の他に隣の家を買い足した)
子世帯:上物(建物)
で払うことにしました。
でも新築時ってオプションでどんどん増額していくじゃないですか。
子世帯は安く抑えたいと思っていても親世帯がどんどんオプションを付けたがったので、オプション代は親に払ってもらいました。
ただ、どの部分をいくらオプションで追加したのかお互い忘れてしまうので、しっかり記録しておくことが大事でした。
「子世帯のトイレの収納を削ってその余った予算で親世帯の廊下の飾り棚を付けたい」と言われたときはカッチンと来ましたよ(^-^;
今でも忘れられないです。
他にもそういったことが多々あったので、納得できないことはしっかり夫を使ってきちんと言ってもらいました。
意識の違いをすり合わせる
子世帯にしたら家を建てるのは初めての経験。
元々別で建てようと思っていたので、親と二世帯住宅を建てることになって、親だけ広く贅沢になんて考えてもいませんでした。
そもそも人数も違うんだし、子世帯が広くて当然だと思っていました。
でも親世帯としたら子供より親は偉いわけで、子世帯より親世帯の方が広くていいものを入れるのは当たり前と考えていて。
「終の棲家なんだから好きに作らせてほしい」と連発していました。
そういった意識の違いがあるときは夫の出番。
どちらにしても土地が狭いので、そんなに贅沢に作れません。
夫にきちんと説明してもらって納得してもらいました。
二世帯住宅は音は気にならない?

我が家の場合、木造建築で間仕切りや廊下がない間取りだからか、音は非常に響きます。
はっきり言ってよく聞こえるので気になります。
窓を開けると丸聞こえ。
子供が小さい時は走り回る足音が相当うるさかったと思います。
私達も聞こえてると思うと生活しづらいです。

ここはモデルルームに見に行ってもわからないし、営業さんも説明してくれません。
音は意外に重要!
音の問題は重要なので、建築の際はきちんと建築屋さんに確認して防音対策をするか、間取りを工夫した方がいいと思います。
ルールは設けた方がいい?
我が家は親子間の扉は必ずノックするってなくらいで、特にルールがあるわけではありません。
初めからルールを提示すると嫌な気持ちがしてしまうことがあります。
ルールはそのうちできてきますし、あまりこだわらずに困ったらその都度話し合えばいいと思います。
業者をうまく利用する
実際住宅展示場を見てみるのももちろん参考になったりヒントになったりすると思います。
でも忙しい中、親子でお互い都合をつけて住宅展示場を回って話し合って…。
とても時間がかかりますし、住宅メーカーさんの営業も煩わしいですよね。
親子間で意見が食い違ってしまう場合も。
そんな時は業者さんをうまく利用するのがおすすめ。
タウンライフ家づくり(二世帯住宅特集)はネット申し込み最短3分で複数の注文住宅業者に一括依頼が無料でできるので、簡単にお気に入りの建築屋さんが見つかりますよ。
その他土地探しや費用、間取りなど丁寧に相談に乗っていただけます。
タウンライフ家づくり計画を一括依頼して、下準備してから住宅展示場を回るのも効率的ですね。
二世帯住宅建築前に知っておきたいことまとめ
家を決めるって人生において大きな買い物ですよね。
せっかくなので楽しんで素敵なお家を見つけてくださいね。
二世帯住宅を決める時のPOINT
✔キーパーソンを決める
✔すべて2つの完全分離型がおすすめ
✔お金の出し方を明確にして記録をしておくこと
✔親子間の意識のすり合わせを
✔会話や生活音は聞こえるので防音対策をした方がいい
✔業者をうまく利用する


最後までお読みいただきありがとうございました。